ここでは6月7日に告示、6月24日投開票の滋賀県県、滋賀県知事選挙2018(滋賀県知事選)の開票速報及び開票結果についてまとめています。
最新の情勢やNHKの出口調査情報や投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。
今回の滋賀県知事選の立候補者はいずれも無所属で、新人の元滋賀大副学長の近藤学氏(68)=共産推薦=と、2期再選を目指す現職県知事の三日月大造氏(47)の2名です。
有権者数は6月6日時点で115万2781人(男56万2897人、女58万9884人)です。
現職VS新人の激しい選挙戦を制したのはどの候補者だったのか、見ていきましょう。
目次
滋賀県知事選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率
滋賀県知事選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査情報、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。
投票率 | 40.62% | ||||||
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
77213 | 近藤 学 | 68 | 男 | 無所属(共産推薦) | 新 | 無職、元滋賀大副学長 | |
当 | 377132 | 三日月 大造 | 47 | 男 | 無所属 | 現 | 滋賀県知事、元衆院議員 |
開票は6月24日午後21時00分(一部地域は21時15分)から即日開票となります。(開票場所は県内19箇所)
NHKによる出口調査の結果が判明するのがおそらく午後20時頃で、当確情報がすぐに発表されれば20時頃には大勢の判明が発表される見込みです。
全ての得票数・開票率が100%になるのは午後23時前後になるのではないかと予想します。
以下は前回(2014年7月13日執行)の滋賀県知事選挙の開票結果となります。
投票率は有権者数1104765人に対して50.15%でした。
投票率 | 50.15% | ||||||
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
当 | 253728 | 三日月 大造 | 43 | 男 | 無所属 | 新 | 団体役員、元衆議 |
240652 | 小鑓 隆史 | 47 | 男 | 無所属(自民、公明推薦) | 新 | 無職、元内閣参事官 | |
53280 | 坪田 五久男 | 55 | 男 | 無所属(共産推薦) | 新 | 政党役員 |
- [告示日]2014年6月26日
- [投票日]2014年7月13日
- [有権者数(人)]1104765
- [投票率(%)]50.15
[執行理由]任期満了
[定数 / 候補者数] 1 / 3
滋賀県知事選挙2018|争点や情勢、当確予想は
ここでは滋賀県知事選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。
滋賀県知事選挙2018の争点
滋賀県知事選挙2018における主な争点は、前回(2014年)の知事選でも争点となった、国が大津市に計画する大戸(だいど)川ダムの事業問題です。
その他には以下のようなものが挙げられます。
- 原発依存を減らし、代替エネルギーの考案
- 2024年に開催される国体の施設整備
- 少子高齢化及び人口減少対策
各候補者の政策主張や公約は後述します。
滋賀県知事選挙2018の情勢や当確予想
選挙戦がスタートしてからの情勢で当確予想をすると、三日月氏の再選が有力とされています。
自民・公明・社民の支援を受けていることから基盤が対抗馬である近藤氏よりも圧倒的に有利です。
前回(2014年)の知事選は三日月氏が自民・公明が擁立した立候補者を約1万票差で破りましたが、今回は自民・公明が三日月氏に相乗りする形となりました。
一方の近藤氏は共産の推薦を受けていますが、今ひとつ有権者からの支持集めに苦戦しているようです。
滋賀県知事選挙2018|立候補者の政策(公約)やプロフィール、経歴
6月24日に投開票が行われる滋賀県知事選挙。
立候補の名乗りを上げたのは、現職知事で再選を目指す三日月大造氏、新人の近藤學氏の2名。
前回選挙で支援を受けた地域政治団体「チームしが」の他、前回は対立候補を擁立した自民党、公明党からも支持を受ける三日月氏。
対する近藤氏は、日本共産党からの推薦を受けて出馬します。
この現新一騎打ちの戦いを制するのは、どちらの候補なのでしょうか?
それでは、立候補者である三日月氏、近藤氏のプロフィールや公約をご紹介します。
三日月 大造(みかづき たいぞう/現職知事)
- 名前:三日月 大造(ミカヅキ タイゾウ)
- 現年齢:47歳
- 性別:男
- 党派:無所属
- 肩書き:滋賀県知事
- 学歴:大津市立日吉中学校、県立膳所高等学校、一橋大学経済学部卒業
- 職歴:西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)社員、衆議院議員(4期)
三日月大造氏は、1971年5月24日に京都府で生まれます。
大津市で育った三日月氏は、市立日吉中学校、県立膳所高校を経て、一橋大学経済学部に進学。
中学、高校では生徒会長を務めていた三日月氏。この体験が、後に政治家となる原点となったそうです。
大学卒業後、JR西日本に入社。
地方勤務を志願し、広島支社に配属され、岩国駅営業係、広島運転所運転士、広島支社営業課営業スタッフとして勤務。
その後、本社に異動となり、総合企画本部グループ経営推進室で勤務します。
1999年から、西日本旅客鉄道労働組合 (JR西労組) 中央本部青年女性委員長、日本鉄道労働組合連合会(JR連合) 青年・女性委員会議長に就任。
労使交渉を行う中で、政治参画への必要性を感じた三日月氏は、2002年に会社を退職。
同年、松下政経塾に第23期生として入塾します。
そして、2003年11月に行われた衆議員議員選挙に民主党公認候補として滋賀3区から出馬。
64,225票を得て、自民党公認の宇野治氏など3名の対立候補を抑えて初当選を飾ります。
小泉政権下で行われた郵政民営化を争点とした2005年の選挙戦では、各選挙区で自民党候補が当選する中、三日月氏は宇野氏に激しく追い上げられるも、266票という超僅差で再選を果たします。
民主党への政権交代となった2009年の選挙戦では、宇野氏に比例復活を許さない大差をつける103,445票を得て3選。
同年9月には鳩山由紀夫内閣で国土交通大臣政務官に任命。
また、2010年6月に発足した菅内閣では国土交通副大臣に任命されます。
同年9月に内閣改造により退任後、民主党国会対策筆頭副委員長に就任。
2011年9月には、民主党税制調査会副会長に就任します。
自民党が政権を奪還した2012年の選挙では、選挙区で自民党公認の新人・武村展英に敗北。
比例近畿ブロックで復活当選し、4選を果たします。
2013年1月に、社会保障と税の一体改革調査会事務局長に就任。同年9月には、民主党副幹事長、国会対策委員長代理に就任します。
民主党衆院議員としてキャリアアップしていく三日月氏ですが、国政での党派争いに疑問を感じるようになります。
そして、「滋賀のために」という思いから、2014年7月に行われた滋賀県知事選への出馬を決意。
2期にわたって知事を務めていた嘉田由紀子氏が引退を表明し、三日月氏を後継者として指名。
5月に三日月氏は、衆議員議員を辞職。民主党を離党し、地域政治団体「チームしが」を立ち上げ、嘉田氏とともに共同代表を務めます。
草の根選挙で臨んだ知事選で、自民党・公明党が推薦する小鑓隆史氏、日本共産党推薦の坪田五久男氏を破り、初当選。
そして迎えた今回の選挙。
三日月氏は、次のように述べ、再選を目指し出馬を表明します。
「真に持続可能な滋賀をつくり、すべての県民が豊かさを実感できる滋賀を築くため、引き続き県政を担わせていただきたい」
>>スローガンは、「みんなでつくろう!健康しが」。
次の「3つの健康」を政策の柱としています。
- 人の健康
人権と多様性を尊重
生きる力、学ぶ力で”いきいき人生100年” - 自然の健康
生物多様性
守る力、活かす力で琵琶湖保全と再生! - 社会の健康
すべての人に居場所と出番 共生社会
つくる力、ひろげる力で暮らしに安心と活力を!
また具体的政策のうち、主なものを抜粋してご紹介します。
- 人の健康
・学びの質を高める取り組み
・安全・安心の子育て子育ち環境づくり
・多様なライフコースを実現
・健康づくり活動を展開
・地域包括ケアシステムを構築 - 社会の健康
・まるごと共生社会づくり
・地域に根差した交通(移動)手段の充実
・次世代成長産業の創出と産業人材確保・育成
・大戸川ダムの効果検証(勉強会)
・原発に依存しない新しいエネルギー社会づくり - 自然の健康
・水産資源の回復と消費拡大
・森林づくり
・環境こだわり農業
近藤 學(こんどう まなぶ)
- 名前:近藤 學(コンドウ マナブ)
- 現年齢:68歳
- 性別:男
- 党派:無所属(日本共産党推薦)
- 肩書き:元滋賀大学副学長
- 学歴:神戸大学教育学部卒業、岡山大学法文学部経済学専攻科修了、神戸大学大学院経済学研究科前期博士課程修了(経済学修士)、神戸大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学
- 職歴:大阪府東大阪市立眉津中学校教諭、岡山県賀陽町立竹荘中学校教諭、国立滋賀大学経済短期大学部教員、国立(現:国立大学法人)滋賀大学経済学部教員
近藤學氏は、1949年11月14日に兵庫県西宮市で生まれます。
苦学した近藤氏は、奨学金で進学した神戸大学教育学部を1972年3月に卒業。
その後、大阪府や岡山県で中学校の美術教諭として勤務します。
「資本論」を読んだことがきっかけで経済学に興味を持った近藤氏は、研究者を志し、1975年4月から岡山大学法文学部経済学専攻科に進学し、1976年3月に修了。
同年4月から神戸大学大学院経済学研究科に進学。前期博士課程を修了するも、後期博士課程は単位取得で退学します。
1981年4月から国立滋賀大学経済短期大学部に教員として勤務。
1993年10月からは国立(現:国立大学法人)滋賀大学経済学部教員に。
「経済理論」、「環境・資源経済学」を専門分野とし、講義、研究を行います。
2008年4月から2010年3月までの間、副学長・理事に就任。
2015年3月に退官してからは、名誉教授に就任しています。
またその傍ら、「滋賀・九条の会」の事務局長や「滋賀自治体問題研究所」副理事長などを務めています。
そんな近藤氏は、次のような思いから今回の知事選への出馬を決意。
「三日月県政の4年間に対する審判を行うべきだと考えた」
「特にダム問題は大きな争点となる。研究者として培ってきた自身の経験や知識を県民の暮らしの役に立てたい」
>>スローガンは、「“もう黙っていられない”アベ政治! 憲法を生かし、県民の暮らし第一の県政へ」。
近藤氏が掲げる「6つの緊急の重点施策」は次のとおり。
- 中学3年生まで医療費を無料にします。
- 小中学校の30人学級を実現、特別支援学校を新設します。
- 返さなくてもいい奨学金制度をつくります。
- 子育て・医療・介護充実の先進県を実現します。
- 中小企業者・地場産業・農林水産業を応援し地域経済の活性化を図ります。
- 原発ゼロでびわ湖と滋賀の自然を守ります。