ここでは7月1日に告示、7月8日投開票の千葉県、鎌ヶ谷市長選挙2018(鎌ケ谷市長選)の開票速報及び開票結果についてまとめています。
最新の情勢やNHKの出口調査情報や投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。
今回の鎌ヶ谷市長選の立候補者はいずれも無所属で、5選目当選を目指す現職市長の清水聖士氏(57)と、元市議で新人の岩波初美氏(59)の2名です。
有権者数は6月30日時点で92,653人(男45,676人、女46,977人)です。
現職VS新人の激しい一騎打ちの選挙戦を制したのはどの候補者だったのか、見ていきましょう。
目次
鎌ヶ谷市選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率
投票率 | |||||||
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
当 | 18851 | 清水 聖士 | 57 | 男 | 無所属 | 現 | 鎌ケ谷市長 |
11182 | 岩波 初美 | 59 | 女 | 無所属 | 新 | (株)ヒロイチカンパニー社員、 元市議 |
開票は7月8日の即日開票となり、午後9時から福太郎アリーナにて行われます。
大勢の判明はおそらく午後11時前後になるのではないかと予想します。
以下は前回(2014年7月6日執行)の鎌ヶ谷市長選挙の開票結果となります。
投票率は有権者数89701人に対して35.85%でした。
- [告示日]2014年6月29日
- [投票日]2014年7月6日
- [有権者数(人)]89701
- [投票率(%)]35.85
[執行理由]任期満了
[定数 / 候補者数] 1 / 2
投票率 | 35.85% | ||||||
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
当 | 19640 | 清水 聖士 | 53 | 男 | 無所属 | 現 | 鎌ケ谷市長 |
11961 | 岩波 初美 | 55 | 女 | 無所属 | 新 | 元市議会議員 |
鎌ヶ谷市長選挙2018|争点や情勢、当確予想は
ここでは鎌ヶ谷市長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。
鎌ヶ谷市長選挙2018の争点
鎌ケ谷市長選挙2018における主な争点は、清水現職市長の4期16年にわたる市政運営の評価・是非となります。
多選批判は選挙にはつきものですが、その他にも市の財政健全化や中心市街地のインフラ整備、少子高齢化対策に子育て支援などの対策も注目されています。
各候補者の政策主張や公約は後述します。
鎌ヶ谷市選挙2018の情勢や当確予想
選挙戦がスタートしてからの情勢で当確予想をすると、現職市長である清水氏の5選目当選が濃厚と見られます。
支持基盤の強さや経済界、商工団体などの組織票を多く固めながら選挙戦を有利に進めています。
一方の岩波氏は2014年の雪辱を果たすリベンジマッチと言えますが、その差は8000票近く。
2018年も苦戦が予想されます。
鎌ヶ谷市長選挙2018|立候補者の政策(公約)やプロフィール、経歴
7月8日に投開票が行われる鎌ヶ谷市長選挙。
立候補の名乗りを上げたのは、現職市長で5選を目指す清水聖士氏と新人で元市議の岩波初美氏の2名。
前回2014年の市長選と同じ顔合わせ。
岩波氏は前々回の2010年、前回の2014年に引き続き3度目の挑戦となっています。
現新一騎打ちを制し、市長の座に就くのはどちらの候補でしょうか?
それでは立候補者である清水氏、岩波氏のプロフィールや公約をご紹介します。
清水 聖士(しみず きよし/現職市長)
- 名前:清水 聖士(シミズ キヨシ)
- 現年齢:57歳
- 性別:男
- 党派:無所属
- 肩書き:鎌ヶ谷市長
- 学歴:修道高等学校、筑波大学第一学群人間学類中退、早稲田大学法学部、アメリカ合衆国ペンシルベニア大学大学院ウォートン・スクール卒業
- 職歴:伊藤忠商事社員、外務省勤務、鎌ヶ谷市長(4期)
清水聖士氏は、1960年11月26日に広島県三原市で生まれます。
歯科医師の父親を持ち、裕福な家庭に育った清水氏。
広島大学付属小学校・中学校、修道高校を経て、筑波大学学第一学群人間学類に進学。
その後中退し、早稲田大学法学部に進学します。
卒業後、伊藤忠商事に入社。海外市場部や国際金融部などに配属されます。
在職中に、中国の北京語言学院(現・北京語言大学)に短期留学。
さらに1990年から2年間、米国のペンシルベニア大学大学院ウォートン・スクールに留学し、MBA資格を取得します。
1994年から外務省に勤務。
当初は伊藤忠商事からの出向で、1996年から外務省職員になったそうです。
在米国ニューオーリンズ日本国総領事館領事、在インド日本国大使館書記官、経済協力局有償資金協力課課長補佐を歴任します。
2002年5月までインドに赴任していた清水氏は、帰国後の6月から鎌ヶ谷市内にある官舎にて生活。
折しもその5月に当時の市長、皆川圭一郎氏が建設会社からの収賄容疑で千葉地検に逮捕される汚職事件が発生。
清水氏が暮らし始めた時期、鎌ヶ谷市政は揺れている最中でした。
相次ぐ政治家の汚職事件に義憤を感じていた清水氏は、同年7月に行われた市長選に41歳で出馬。
6名の新人が出る混戦となるも、民主党、自由党、社民党の推薦を受けた清水氏は、12,977票を得て初当選。
2006年の選挙戦では新人1名との一騎打ちとなるも、民主党、社民党の他、自民党、公明党の推薦も受けた清水氏は22,000票余りの差をつける24,890票を得る圧倒的勝利で再選を果たします。
2010年の選挙戦は、元県議の岡田啓介氏、みんなの党の推薦を受けた元市議の岩波氏の新人2名との三つ巴の戦いを、次点の岡田氏にダブルスコア以上の差をつける27,650票を得て3選。
前回2014年の選挙戦は、岩波氏との一騎打ちの戦いとなるも、7,679票差で振り切り4選を果たします。
そんな清水氏は、
「今後も市民の負託が得られるなら、次の重要課題に道筋を付けたい」
と述べて、5選を目指して出馬を表明。
>>スローガンは、「子どもからお年寄りまでずっと住み続けたい街へ」。
”「住み続けたい街」の未来に向けた3つの約束”と題する政策の柱と主な公約をご紹介します。
- 約束1 未来に向けてさらなる発展につなげる街づくり
北千葉道路:東京五輪までの事業化を目指す~鎌ケ谷から首都高まで高速道路をつなげよう~
新京成線の完全高架化完成(31年度) - 約束2 子育て世代も、お年寄りも、みんなが支え合い生きていける安全・安心の街を
地域の災害時拠点となる自治会集会所の整備・二和川バイパス拡幅
夜間防犯パトロール・ 児童生徒安全パトロール強化・通学路に防犯カメラ増設
保育所待機児童ゼロ継続・東部地区に児童センターを開設・小中学校トイレの全面洋式化
地域包括ケアシステム構築・特別養護老人ホームの増床・高齢者の就労支援
市役所でパスポート発行・住民票等のコンビニ交付 - 約束3 産業が盛んで文化・スポーツ・緑を楽しめる街を
鎌ケ谷産農産物のブランド力強化・企業誘致の促進・日本ハムファイターズとの連携強化
粟野地区公園及びふれあいの森の整備
–
岩波 初美(いわなみ はつみ)
- 名前:岩波 初美(イワナミ ハツミ)
- 現年齢:59歳
- 性別:女
- 党派:無所属
- 肩書き:元鎌ヶ谷市議会議員
- 学歴:千葉大学教育学部卒業、千葉工業大学大学院修了
- 職歴:生活クラブ生協連合会職員、総洋リサイクル代表取締役、鎌ヶ谷市議会議員(4期)、障害者グループホーム非常勤職員
岩波初美氏は、1959年に山梨県で生まれます。
千葉大学教育学部卒業後、生協に8年間勤務。
その後、1991年に行われた鎌ヶ谷市議選に32歳で出馬し、初当選を果たします。
1995年の選挙戦でも再選。
2期8年市議を務めた岩波氏ですが、1999年、2003年、2007年の市議選は出馬しませんでした。
この間、会社社長や千葉工科大学特別講義講師などを務めます。
そして、2010年に行われた市長選にみんなの党の推薦を得て出馬。
現職市長の清水氏、元県議の岡田啓介氏との三つ巴の戦いとなるも、清水氏が現職の強みで圧勝し、岩波氏は3位に沈みます。
2011年にはみんなの党の公認候補として市議選に出馬し、立候補者中2位の2,008票を得て3選。市議に返り咲きます。
そんな岩波氏は、無断で撮影された写真が新聞に掲載され肖像権が侵害されたとして、船橋市の障害者自立支援施設の職員から損害賠償請求訴訟を起こされます。
2013年5月に千葉地裁から30万円の支払を命じる判決が下されました。
そんな中、岩波氏は2014年3月に市長選への再度のチャレンジを表明。
裁判の原告側施設の施設長からは「岩波議員の不法行為・違法行為に厳正な処分を求める陳情」が議会に提出。
岩波氏が表明を行った直後の2014年3月議会でこの陳情が採択され、議員辞職勧告決議が賛成多数で可決されます。
しかし岩波氏は、
「コップの中の嵐だと思っているので、一切関知しない」
として議員辞職しませんでした。
そんな状況で迎えた市長選。より幅広い支持を得るため、みんなの党を離党して選挙に臨みます。
対抗馬の現職・清水氏に追い上げるも、7,679票差の11,961票で後塵を拝する結果に。
岩波氏は翌年行われた市議選に出馬し、4選を果たします。
4期目の任期中には、
- 2016年4月には、陳情否決についてブログなどに事実と異なる内容の記述が行われた、として、
- 2017年6月には、千葉工大での講義を理由に本会議を1日欠席した、として、
それぞれ議長から厳重注意の処分を受けています。
また岩波氏は議員活動の傍ら、2015年4月からは自身が講師を務める千葉工業大学の大学院に進学。
さらにNPO法人元気になろう福島の理事として復興支援にあたる他、障害者グループホームの非常勤職員として勤務も行っています。
そんな岩波氏は、今回の市長選に3度目の挑戦を決意。
>>スローガンは、「Yes!新市政~フォア・ザ・市民~」。
「高齢化・人口減少に見合う市政に変える」をテーマに掲げる政策の柱及び主な公約をご紹介します。
- 「道路交通」行政はこう変える―生活優先
初富交差点の右折実現は右折レーン設置で可能です。優先して県に要請します。
北総鉄道運賃を半額程度まで引き下げ、市民の利便性と地価を高めていきます。 - 「福祉」行政はこう変える―安心・健康
保育園予約制度で職場復帰をスムースに実施できるよう応援します。
軽スポーツができる広場を各地に準備、温水プール誘致にも取り組みます。 - 「歴史文化」の街に変える―交歓・交流
宿場町木下街道や中沢遺跡群公園、野馬追い公園設置で、歴史文化を観光資源として整備します。
所縁のある国内自治体との姉妹都市を結び、文化交流や災害時の相互協力の機能強化をはかります。
また、「改革の成果まで、意思決定権者である市長給料、議会費を2割削減させます。」という公約も掲げています。