ここでは4月15日に告示、4月22日投開票の千葉県、市川市長選挙2018(市川市長再選挙)の開票速報及び開票結果についてまとめています。
最新の情勢やNHKの出口調査情報や投票率、争点、当確予想、立候補者の経歴やプロフィール、公約なども交えてお届けしますので是非参考になさってくださいね。
今回の市川市長選の立候補者はいずれも無所属で、元県議の坂下茂樹(43)、元衆院議員の村越祐民(44)=立憲民主、民進、共産、自由、社民推薦、元衆院議員の田中甲(61)の3名です。
有権者数は4月14日時点で400,809人となっています。
激しい三つ巴の選挙戦を制したのはどの候補者だったのか、見ていきましょう。
目次
市川市長再選挙2018|開票速報・開票結果・NHKの最新出口調査・当確情報・投票率
市川市長選挙2018の開票結果については開票速報やNHKなどによる最新の出口調査情報、当確情報が入り次第、随時下記の図を更新致します。
開票は4月22日午後9時15分から市川市国府台市民体育館で開票されます。
大勢の判明はおそらく午後10時~11時前後になるのではないかと予想します。
投票率 | 33.97% | ||||||
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
41880 | 坂下 茂樹 | 43 | 男 | 無所属 | 新 | 無職、元千葉県議会議員 | |
当 | 46143 | 村越 祐民 | 44 | 男 | 無所属 | 新 | 会社役員、元衆議 |
42931 | 田中 甲 | 61 | 男 | 無所属 | 新 | 会社役員、元衆議 |
以下は前回(2017年11月19日執行)の市川市長選挙の開票結果となります。
投票率は有権者数393815人に対して30.76%でした。
投票率 | 30.76% | ||||||
結果 | 得票数 | 氏名 | 年齢 | 性別 | 党派 | 新旧 | 主な肩書き |
– | 28109 | 村越 祐民 | 43 | 男 | 無所属(共産、自由、 社民、民進推薦) | 新 | 会社役員、元衆議 |
– | 27725 | 坂下 茂樹 | 43 | 男 | 無所属(自民推薦) | 新 | 千葉県議会議員 |
– | 26128 | 田中 甲 | 60 | 男 | 無所属 | 新 | 会社役員、元衆議 |
– | 20338 | 高橋 亮平 | 41 | 男 | 無所属 | 新 | 無職、元市議 |
– | 16778 | 小泉 文人 | 44 | 男 | 無所属 | 新 | 無職、元県議 |
- [告示日]2017年11月19日
- [投票日]2017年11月26日
- [有権者数(人)]393815
- [投票率(%)]30.76
[執行理由]任期満了
[定数 / 候補者数] 1 / 5
市川市長再選挙2018|争点や情勢、当確予想は
ここでは市川市長選挙2018の争点や情勢、当確予想についてご紹介致します。
市川市長再選挙2018の主な争点は何か
市川市長再選挙2018における主な争点は以下の通りです。
- 全国4番目に多いとされる待機児童問題
- 福祉・医療の充実とまちづくり
- 慢性的な交通渋滞に向けた改善策
各候補者の政策主張や公約は後述します。
市川市長再選挙2018の情勢や当確予想
選挙戦がスタートしてからの情勢で当確予想をすると、2017年、前回の市長選で得票数が最も多かった村越氏が優勢と見られます。
村越氏を追うのが、坂下氏・田中氏ですが、選挙ドットコムによる電話調査の結果ではこの2名は横一線になっているとのことです。
市川市長再選挙2018|立候補者の政策(公約)やプロフィール、経歴
昨年11月19日の告示で5名が立候補。しかし混戦で法定得票に達する候補者がなかったため、今回再選挙となった市川市長選挙。
立候補の名乗りを上げたのは、坂下茂樹氏、村越祐民氏、田中甲氏の無所属新人3名。
11月に立候補した高橋亮平氏と小泉文人氏は出馬を見送りました。
三つ巴の戦いを制し、新たな市長となるのはどの候補でしょうか。
それでは、立候補者である坂下氏、村越氏、田中氏のプロフィールや公約をご紹介します。
坂下 茂樹(さかした しげき)
- 名前:坂下 茂樹(サカシタ シゲキ)
- 現年齢:43歳
- 性別:男
- 党派:無所属
- 肩書き:元千葉県議会議員
- 学歴:市立曽谷小学校、市立第一中学校、県立船橋法典高等学校、日本文化大学法学部法学科卒業
- 職歴:千葉県議会議員金子和夫秘書、市川市議会議員(2期)、千葉県議会議員(2期)
坂下茂樹氏は、1974年11月19日に市川市で生まれます。
県立船橋法典高等学校を経て、日本文化大学法学部法学科に進学。
苦学した坂下氏は、大学時代には複数のアルバイトをかけもちし、4年生になってから千葉県議会議員金子和夫氏の事務所に出入りします。
卒業後、金子氏の秘書に就任します。
そして坂下氏は、2003年4月に行われた市川市議会議員選挙に出馬。
61名の立候補者中2位の得票となる4,364票を得て、初当選を飾ります。
以後市議を2期務めた坂下氏は、2011年4月からは鞍替えして千葉県議会議員選挙に自民党公認候補として出馬し、初当選。以後県議を2期務めます。
そんな坂下氏は、市川市長選挙への出馬を決意。
11月に行われた選挙では、村越氏に次ぐ27,725票を得ていました。
そして再選挙となる今回、
「市民の声を聞き、市民のための政治を実現したい」
と述べて出馬を表明。
坂下氏が掲げるスローガンは、自らの名前をもじって
>>「市川にシゲキ!~「ありがとう」があふれる市川市にします!~」。
政策の柱は次の4本です。
- 安心して子育てできる市川市!
- 命を守る市川市!
- 誰にでも優しい市川市!
- 市民の声を聴く市川市!
11月の選挙では自民党県連推薦を得ていましたが、市議の中で支援する候補が分裂しているため、今回は推薦見送りとなっています。
しかし、再選挙の出馬を見送った高橋亮平氏と政策協定「『新市川構想』100の公約」を結び、支援を受けています。
11月の選挙で20,338票を得た高橋氏とタッグを組んでの選挙戦で、悲願の市長の座に就くことができるのでしょうか。
–
村越 祐民(むらこし ひろたみ)
- 名前:村越 祐民(ムラコシ ヒロタミ)
- 現年齢:44歳
- 性別:男
- 党派:無所属(民進、共産、自由、社民、市民ネットワーク千葉県推薦)
- 肩書き:元衆議院議員
- 学歴:昭和学院小学校、市川学園市川中学校・高等学校、青山学院大学国際政治経済学部卒業、早稲田大学大学院法学研究科中退
- 職歴:日本シリコングラフィックス(現・日本SGI)、千葉県議会議員(1期)、衆議院議員(2期)、民間企業顧問
村越祐民氏は、1974年2月13日に市川市で生まれます。
市川学園市川高校卒業後、2年浪人して青山学院大学国際政治経済学部に進学。
卒業後、日本シリコングラフィックス(現・日本SGI)への就職を経て、早稲田大学大学院法学研究科に入学します。
村越氏は、大学院在学中の2003年4月に行われた千葉県議会議員選挙に民主党公認候補として29歳で出馬し、初当選。
県議当選から間もない2003年11月に行われた衆議院議員選挙に民主党公認候補として千葉5区から出馬。
今回の対抗馬である田中甲氏が民主党を離党し、政党を立ち上げたことに伴い、村越氏に白羽の矢が立っての出馬でした。
村越氏のほか、田中氏や自民党の新人候補・薗浦健太郎氏など4名が立つ選挙戦を制し、初当選を飾ります。
2005年8月の衆院選では自民党の薗浦氏に敗れ、比例復活も叶いませんでした。
民主党が政権交代を果たした2009年7月の衆院選では、薗浦氏や田中氏などを破り2期目当選を果たします。
2012年10月には、野田第3次改造内閣で外務大臣政務官に就任。
しかし、2012年11月、2014年11月の衆院選で、いずれも薗浦氏に敗れ、比例復活も叶わず落選します。
その後は、複数の民間企業の顧問を務めていたそうです。
そんな村越氏は、
「市民サービスを充実させ市民の困りごとを1つ1つ失くしていきたい」
「知恵を生かしたオンリーワンのまちづくりを目指したい」
と述べ、11月に行われた市川市長選挙への出馬を表明。
28,109票を得て、5名の候補者中トップの得票となります。
そして、今度こそは勝利を、と、今回の再選挙への出馬を決意。
>>スローガンは、「勝つのは市民だ」。
政策の柱は次の3本です。
- 人と健康を守る。
- 暮らしと環境を守る。
- 夢と未来を守る。
政権野党からの推薦を受けた村越氏。
保守支持層が他の2名の候補に割れる中、村越氏はリベラル層などの支持を核に支持を拡げて、この再選挙を制することができるのでしょうか。
–
田中 甲(たなか こう)
- 名前:田中 甲(タナカ コウ)
- 現年齢:61歳
- 性別:男
- 党派:無所属
- 肩書き:元衆議院議員
- 学歴:立教高等学校(現・立教新座高等学校)、立教大学社会学部卒業
- 職歴:市川市議会議員(1期)、千葉県議会議員(2期)、衆議院議員(3期)、不動産会社役員
「こう!と決めたら」のフレーズでおなじみの田中甲氏は、1957年1月8日に市川市で生まれます。
立教高等学校(現・立教新座高等学校)を経て、立教大学社会学部を卒業。
そして、1987年4月に行われた市川市議会議員選挙に出馬し、初当選を飾ります。
その後、1990年3月に行われた千葉県議会議員補欠選挙に出馬し、初当選。
以後、県議を2期務めます。
市議、県議時代は自民党に所属していた田中氏。
1993年に行われた衆議院議員選挙に新党さきがけの候補として中選挙区の千葉4区から出馬し、初当選を飾ります。
その後、新党さきがけ及び社会民主党の一部議員や市民リーグ所属議員などによって旧民主党が結成されると、田中氏は、1996年10月に行われた衆院選に旧民主党公認候補として千葉5区から出馬し、当選。
田中氏は1998年に民主党の結成に参加するも、2001年に離党。「政党・尊命」を設立し、代表に就任します。
その後、2003年に行われた衆院選では、今回の対抗馬である民主党公認の新人候補・村越氏に敗れ、落選。
2009年に渡辺喜美氏などとみんなの党を結成し、同年8月の衆院選に出馬するも、再び落選。
2012年に行われた衆院選に日本維新の会公認候補として比例南関東ブロックから出馬するも、涙を呑みます。
その後は、父親の後を継いで家業の経営に専念します。
そんな田中氏は、
「大久保市長の突然の不出馬表明を受け、かなり考えたが、家業も軌道に乗り、公職に戻る環境が整った」
「48万人の市民とともに、魅力のある誇れる市をつくる」
などと述べ、市長選への出馬を表明。
選挙の結果、村越氏、坂下氏に次ぐ26,128票を得た田中氏は、
「次の可能性を十分感じさせる得票だ」
と、今回の再選挙への挑戦を決意。
>>スローガンは、「市政に左右なし!」。
政策の柱は、次の10本です。
- 総合交通体系の整備
- 都市インフラの整備
- 文化・食・芸術の振興
- 子育て環境の改善
- 介護・福祉
- 文教都市の更なる充実
- 防災・防犯
- スポーツ推進
- 行財政改革
- 街おこし(地方創生)
国政では政党を渡り歩いた田中氏ですが、子息の市川市議会議員・田中幸太郎氏は自民党に所属し、田中氏も、3月14日に自民党への復党願を提出。
今回の市長選でも保守系の市議は田中氏と坂下氏支持に割れているようです。
選挙経験豊富な田中氏が再選挙を制するのでしょうか。